大量生産・大量販売、大量消費の時代が終わり、ファッション業界は生産量と販売量のミスマッチを可能な限り少なくしながらヒット商品を生み出さなければならない。そうした厳しい状況のなかで、「ものづくりのプロ」と「販売のプロ」の総合力が問われる時代になってきた。販売の第一線にいるのがセールス(営業)である。営業の仕事は、自社製品を効率よく販売すること。販売先への納品やクレーム処理、在庫管理など取引に関する一般業務から、事務処理、優良小売店とのパイプの強化、新規販売先の開拓など、商品をスムーズに販売するために多くの業務をこなす。市場や同業他社の動向を敏感に感じ取り、現場で知り得た情報は、正確かつ迅速に制作現場や生産部門ヘフィードバックするという作業も欠かせない。
SCMは顧客・小売卸・メーカーの供給活動の連鎖活動全体を機敏に対応させ、ダイナミックに最適化を図るシステムのことだ。東レでは「協働」によるシステムと平易に呼んでいる。しかし、言葉はどうであれ、東レが主体性をもってテキスタイルにもアパレルにも、そして小売にも参加を呼びかけ、「メイドイン東レ」のファッションを販売していこうと活動している。まさにこれこそ垂直統合システムとも呼ぶべき生販同盟なのだ。いずれにしても、このグループに参画するメーカー、卸(問屋)や小売が協働で高収益を上げることを目ざしている。この考え方は、既存の業界では「ご法度」とされているが、この難局を勝ち抜いていくにはこれしかない。すでに東レの販売先には世界有数の小売業であるJ・Cペニー、ウォルマート、そしてマークス&スペンサーなどの名が上がっている。国内でもイトーヨーカ堂、アオキインターナショナルなどとのつながりをもっている。いわば直販体制である。東レの部門内にはアパレルに精通した人材を大量に投入している。さらには本格的な輸出入業務を担当する貿易事業部を設け、同一品質、同一販売の体制を整えている。
礼装ということばは、日本なら結婚式、外国なら大使館や各国王室の催事やパーティーに関してしか、聞かれなくなりました。そうかといって、フォーマルなんて関係ないワ、と知識をもたずにいることもよくありません。その国によってマナーがちがうことも多く、全部の知識をもつこともこれまたたいへんですから、常識程度のことだけでも知っておきましょう。昼間の場合、あくまでもワンピースかスーツ、あるいはアンサンブルというスカート丈の短い形(ひざをやや隠す程度)が正式です。季節に応じてですが、常夏の国やまたは真夏でない限り、袖は長袖か七分丈袖で、両腕をニョキッと出さないようにします。衿から胸もあまり肌が出ないのがよく、礼装に使われる素材なら、うすい絹のジョーゼット、あるいはクレープ・デ・シン(縮緬に似た表面の絹)などでアンサンブルを作り、スカート・スーツでも礼装用ならシャークスキンが斜め織りに見えるバックサテン、ドスキンなど、表面がやや光沢のあるもので作られています。