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国公立大学も科目負担が楽に

推薦入試も多様化していますが、一般入試もさまざまな形式、内容になっています。以前(受験生の親世代)は、私立大学文系の受験科目といえば、英語、国語、地歴・公民(むかし流にいえば「社会」)の三教科と決まっていました。私大理系は、英語、数学、理科でした。国公立大学も、センター入試を五科目(さらに古くは、共通一次試験を七科目)受けて、その後に、各国公立大学独自の二次試験を受ける。そんな過程が一般的でした。ところが、文系でも、理系でも、私立大学の二教科受験はますます増えてきました。文系なら、「英語+国語」、「英語+地歴・公民」、「英語+国語か地歴・公民」などといったパターンです。理系も「英語+数学」、「英語+理科」、「数学+理科」といったパターンで受験できる大学が増えています。

勉強ができる、できない

勉強ができる、できないは、親だけでなく、子ども自身がとても気にすることである。最近の大手の進学塾では、テストの成績でクラスが分けられ、さらに点数順に座る場所も決まっているところがあると聞く。また、テストの点数をクラスで発表し、壁にはり出すことは、かなりの進学塾でやっている。関西のある大手進学塾では、上位の成績者ばかりか、下位の成績者を「ワースト△」といったやり方で発表するという。これは行きすぎたろう。こうした塾の経営者は、異口同音に次のように言う。「子どもたちは、競わせなければ勉強をしない。他人より1点でも多く点数をとる、他人よりも1番でもいいから上位にいたいと思うのは、人間の自然の欲望だ。子どもたちを競争させないと成績が伸びず、希望校に合格できない」。このような意見が進学塾の多くの経営者の本音と言ってもよいだろう。

配点の高い難しい出題は文章題なのが常識

入試では、配点の高い難しい出題は文章題なのが常識です。総合的な思考力を試しているのですから長く教育に携わってきた経験からも、国語力のある子は総じて全体の成績が良く、読書好きな子で成績が芳しくないという子はあまりいません。幼児期から、活字になじみ、知らず知らずのうちに読解力を身につけてきた子は、一般的に入学後も成績が良いようです。つまり、勉強ができる、できないはひとえに文章を読む力と、理解力にかかっていると言っても過言ではありません。こういう話を受験生にもするのですが、なかには、「じゃあ、いまから国語に力を入れよう」と、勉強を始める受験生かいます。その意気やよし、と褒めたいが、残念ながら、付け焼き刃的な勉強法では国語カアップなど望めません。その理由は、何時間勉強すれば何点上がる科目ではなく、読書量や現代国語読解の理論、解法の定石の積み重ねが必要だからです。入試を目前の勉強法と限定するならば、国語については、確実な得点源になり難い現代国語よりは、むしろ、漢文や古文にウエートを置いた勉強をした方が得策です。漢文は基礎を、古文は助動詞をしっかり勉強した方が、即効力もあり得点に結びつきます。いずれも受験直前を前提にした話なので、誤解しないでいただきたい。言うまでもなく、原則は「国語力の養成は小さいうちから」です。